文章筋トレ10分(自主トレ)
スマホの時計を横目に書き始める。
手書きでも、タイプでもない、片手でのさらに親指のみでの書くということ。
書くにもいろいろあって、今は指を変えて中指で書いている。書いているというよりは、文字を打っている。
そんな中でも足は前に前に進んでいく。
前に人がいないかも気にしながら、周りの様子にも視界に気を配って歩く。
風を感じながら、耳にはイヤホンからの音楽と、そこに入り込んでくるように、車や雑踏の音がする。
人はたくさんいて、みんな帰るところである。駅に向かって、歩いている群衆の中にいる自分。
この中には知り合いはおそらくはいないであろう。
会うときは会うが、この帰り道に合う感じはない。自分が見つけるということはあるかもしれないが、声をかけられることはないだろう。
誰かと話す感じではないので、たとえ見つけたとしても、スルーして歩きを進める。
駅の改札を入ると、人の量が一気に増える。
みんな歩く方向もバラバラなので、全くもって予想がつかない。
その中を、予測しながら、間を縫って歩いていく。
以前はもっと人の動きが読めたように思うが、最近は予測不能な動きをする人が増えた印象がある。
共通の基盤が無くなってきているからなのか、何に起因しているのかは、予想の域を出ないが、とにかくそんな印象があるのである。
自分の感じに素直に、次の何かが気になっているときには、手の前のことが手につかなくなる。
少なくとも集中はしづらい。
自分の感じていることに素直に、もっと行動していこう。そうしていかないと、何も変わっていかない。現状維持なだけで終わってしまう。