思索の旅路〜恐れの扉ともち〜

日々の感じたことや考えたことを綴っていきます。また、日々の書くということの取り組みの記録です。

文章筋トレ1208ショート②

 10分はあっという間だ。あと10分もあると待ち遠しい時もあるけど、目の前のことに集中している時には短い。僕は一体誰なのだろうか。ふと自分の中で問いが生まれる。生まれたというよりは、自分の中の誰かが声を発した。その声を聞いている自分。

 時間のことを気にしていた自分はもうどこにもいない。別のことを考え始めている。明日の晩御飯は何にしようかなと、今日ではなく明日のことへもう意識がいっている。なぞそんな考えを巡らせるのか。ちょっと先のことまで、予定を見通して、早め早めにできることはやってしまおうという考えのもとに行動している。

 そうかと思うと、意外と今という時間を何となく過ごしていたりする。手軽なものを掴み取って、そのことに執着する自分。もっと本当はやった方がいいことがあるのにい、そのことをやるには、まだ時間的に大丈夫とたかをくくっている。直前になって焦ってなんとかやろうとする自分が眼に浮かぶか、同じことを繰り返す自分がいる。

 想像できるはずなのに、同じことを繰り返すという構造にはまっている。流れに身を任せるのではなく、自分で道を切り開いていくこと。加減を見るようなことはしないで、とにかく納得のいくまでそのことをやり尽くすこと。やり尽くした上で、その次にいく。洗い出しをすることまではやっているのに、そのものを貫徹させることが不完全だ。

 不完全のままに次に行こうとしても、行くエネルギーはあまりない。そうすると、やろうとすることも、すでにやっていることも、やろうとしていたことも、何もかもがないことになって消えていく。消えていくことは簡単で、非常にあっけないものだ。そうならないように、いかに積み上げていくことができるか。

 1つの柱となるものを見つけて、そのものを確固たるものにする。