思索の旅路〜恐れの扉ともち〜

日々の感じたことや考えたことを綴っていきます。また、日々の書くということの取り組みの記録です。

文章筋トレ(自主トレ)191220②

 10分ほどの時間ができた。ここは電車の中だ。何を間違えたか、全く違う駅に着いてしまった。大きく方向性を間違ってはいいなかったものの、30分ほど遅れてしまう計算だ。たまにこうした意味不明なことが起こる。誰かのいたずらか。そんなはずはない。自分がただ間違っただけ、勘違いしたに過ぎない。でも、ちょっとほっとしている自分もいる。こうして自分の時間を持つことができている。そのことに喜びを感じている。頭はどこか落ち着いて、常に何かに追われている状況から解放される。次から次へと出てくる言葉たち。間髪を入れず、反射的に出てくる言葉。完全に書き言葉というよりも、話し言葉なのだと思う。そうこうしているうちにも、電車は進む。そんなには混んでない。まわりはいたって静かな感じだ。ふと自分の心の中は忙しいという友人の言葉が思い出される。朝の通勤電車の中の人々。とてもたくさんの人がいるのに、とっても静かな状況。でも、自分の心の中は、いろいろなことを考えているし、とっても忙しい。そのギャップを感じるのだと言う。僕はどうかというと、殺伐とした殺気立った雰囲気に疲れる自分がいる。ここ数日は、そうした状況から脱することができている。朝型にして、通勤時間を早くしたのだった。これはかなり正解だ。精神衛生的にも効用は大きなものだ。職場に遅刻すると言うことも、基本的に起こりえない。起こった場合には、相当な何かだ起こった時しかないくらい余裕を持って職場近くのカフェに入る。一方で、夜の寝る時間はネックとなっている。できるだけ早く寝た方がいいが、そういうわけにも行かない時がある。そんな時にどうするか。自分の中での調整が必要だ。無理矢理にでも乗り切るか、何かを切り捨てるか。何を優先するか。すべてをとなると、どこかに無理が生じてしまう。では、どうするのか。そんなこと考えなくとも、答えは決まっている。基本的に朝の時間は死守して、できる限りは早く寝るを心がけるのだ。それに尽きる。 

(10分)